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Posted on 04:00:17 «Edit»
2005
11/29
Tue
Category:日本文化・歴史

炉開き 

日曜日は東京品川で大和古流炉開きに席をいただきました。
茶の世界の一年の始まりです。落ち葉で美しく彩られた実りいっぱいの庭とともに、豊かな和やかなときを過ごさせていただきました。
笠間稲荷で奉納した香を聞かせていただいたあと、茶室で奉納した手摘みの挽きたてお茶をいただき、あの降魔射から新しい一年が始まっているのだなあと改めて感じさせられました。

 茶室に入ると、床にはしっとりと潤いのあるもみぢ葉と、白い椿の花。炉でパチパチと燃える火がゆっくりと迎え入れてくれます。湯をたぎらせている炉の火は、あらゆる悪を打ち破るという不動明王の火なのだそうです。
 おいしい亥の子餅をいただいて、お茶をいただきます。
 イノシシといえば京都御所西側の護王神社には狛犬ならぬ狛イノシシがあるのですが、このイノシシ、和気清麻呂公(わけのきよまろ)を宇佐八幡まで導く道しるべになったとか。亥の子餅って十二支の中の亥、イノシシという生き物の力をいただくという、これまた縁起を担いでいるようです。
 鮮やかな若草色・・・なんという味わいでしょう。軽やかでまろやかで、体にすーっと溶けて行くようで、奉納祭でいただいたときよりさらにおいしいのです。お茶って本当においしいものなのですね。
 
 最初の部屋に友常当主がしたためた紅葉物語が飾られていたのですが、あとからしっかり見せていただきました。巻紙の中に京都大徳寺高桐院の、かわいらしいさまざまないろの紅葉が散りばめられて、奉納祭前後に京都で紅葉狩りしたご様子が絵と書でしたためられていました。この絵巻物には奉納祭での七五三で弓を射ったお子様たちの名前が連なる部分もあり、余白には降魔射の一瞬も織り込まれているのです。
 
「この中には皆さん一人一人がいるのです」というご当主の言葉がこの日の柔らかな日差しのように、優しく包み込んでくださいました。
紅葉物語の続きにこのひとときも、目の前で散ってゆく落ち葉もまた続いているのです。
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 おはようございます
よい時を過ごされたご様子ですね。いろいろな儀式が、意味を持ってつながっているのを、こはるさんの文章から察知しました。

その場の雰囲気が伝わるようでした(^^)
  by むろぴい
 豊かなこころ
お早うございます!山茶花です。
このような席に入りますと誰もが
身も心も引き締まり豊かなこころに
なりますね。
素敵な時が流れたんですね。
こちらにも伝わってきました。(^^)
  by 山茶花
 なんと優雅な世界でしょう
お茶席を表現するのに優雅と言う言葉は、不向きかと思いますが、日頃せわしなく動き回っている私には、そのようの思えました。
ゆったりと静かに流れる時間の中に、日本古来のしきたりの素晴らしさを目の当たりに浮かべるように記述されておりますので、読み進めるうちに、その世界に引き込まれてまいります。
  by anikobe
 
今回は出席できませんでしたが、こはるさんがこうして「おすそわけ」して釜開きの雰囲気をつたえていただけたのでとっても嬉しいです。それにしても絵巻物いいですね。見たかった〜〜。参加した人々ってわかる感じで描かれているんですか?それともその心積もりで。。という意味なのでしょうか。御当主は著書の中でこのみろく庵に集まるお弟子さんの方たちを「かわいい私だけの弟子」と愛情込めた表現をなさっています。あったかいですね。
  by 金木犀
 名前
>むろぴいさん
お子様、弓を射っていらっしゃったのですね。紅葉物語の中にお名前見つけました。
  by こはる
 一度きりの
>山茶花さん
私など参加させていただくのがやっとですが、二度と会うことができない、本当に豊かな時間なのです。
  by こはる
 ありがとうございます
>ankobeさん
ご訪問ありがとうございます。
 おかげさまで現実にそんな世界を体験することができました。日々バタバタしているからこそ、いろんなことを感じさせていただいているように思います。
  by こはる
 金木犀さんも
>金木犀さん
書き込まれているわけではありません。奉納祭の部分もご芳名のほかは余白です。もちろん、ここには金木犀さんもいらっしゃるのだと思います。
  by こはる
 先生のこころねがうれしい・・・
こんばんは。

この席には参加したことがありませんが、こはるさんのおかげで垣間見ることができました。

当然、現場にいるいないの大きな違いがあることは承知ですが、紅葉物語に子供の名前があったということを聞き、友常先生の心の温かさに改めて触れさせて頂きました。

ありがとうございますm(_ _)m
  by むろぴい
 茶と弓と香と
 お茶は表千家をちょっと齧っただけで、仕事に追われて逃げ出した事がある。
 京都のしきたりが、こうして伝統となって受け継がれる事に感動しています。
 それにしても、次から次へと読んでいく内に情景が瞼に浮かんでくる。丁寧で、行き届いた心遣いが文章から感じている。
 笠間稲荷さんを一度この眼で味わってみたいものです。
 車で走っていない一つに千葉県から岩手県に至る太平洋岸で、その機会を狙っているので、そのときにでもと思います。
 先日袋田の滝だったかTVでやっていました。勿来の関も知らないし、まだまだ課題が残っています。
  by FEFE
 優しい気持ち
>むろぴいさん
おはようございます。
トラックバックと記事の紹介ありがとうございます。
 お子様たちの名前を目にして、あの日のことがよみがえり、優しい気持ちになったのです。
  by こはる
 うれしいコメント
>FEFEさん
うれしいコメントをありがとうございます。
 こちらの茶席では掛け軸も茶器もすべて本物をお使いになるのでものすごく緊張するのですが、だからこそ長い歴史の延長線上の「今」を感じ、いつもその先の未来への力をいただいているように思います。
 私はFEFEさんの記事で、歴史やものの見方を学ばせていただいているように思います。
 車でずいぶんあちこちお出かけになっているのですね。記事、楽しみにしております。
  by こはる
 管理人のみ閲覧できます
  by -
 
なるほど、茶の道というのは実に味わい深いものなんですね。私の酒の道とは比べ物になりませんね。次元が違いますね。こはるさんの文章を読んでいると「プーン」と茶の香がしてきました。
  by 阿武さん
 酒道楽
>阿武さん
骨太の阿武さんの酒の道の文章、結構ファン・・・です。
「酒道楽」の世界も違う意味で奥深いですよね。
  by こはる
 お茶会ぃ?
へ〜〜〜〜〜〜〜
ちょくちょく都内に進出してるのねぇ。
まぁ、
そのうち機会があったらどこかの街で行き会うかも知れませんな。
っつーか、
もしかしたらすでにすれ違っていたかも(笑)
  by ガ・ちんこ投稿塾々長。
 きっと
>ガ・ちんこ投稿塾々長。さん

 そうですね。きっとどこかですれ違って・・・と、塾長さんのお顔、ブログで拝見していたような・・・。今度会ったらわかるかなあ?
  by こはる
 
忘れていた静かな一時を思い出させてくださいました。
20代はお茶を習ってました。あの、静けさが、好きでしたが、今は慌しい
生活をしていると反省しました。
  by MITI
 ありがとうございます
>MITIさん
コメントありがとうございます。
茶席に出ることが大変だなあと思うときもあるのですが、足を運ぶと・・・逃さなくて良かった!と思えるのです。
  by こはる
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 コメント 
おはようございます
よい時を過ごされたご様子ですね。いろいろな儀式が、意味を持ってつながっているのを、こはるさんの文章から察知しました。

その場の雰囲気が伝わるようでした(^^)
豊かなこころ
お早うございます!山茶花です。
このような席に入りますと誰もが
身も心も引き締まり豊かなこころに
なりますね。
素敵な時が流れたんですね。
こちらにも伝わってきました。(^^)
なんと優雅な世界でしょう
お茶席を表現するのに優雅と言う言葉は、不向きかと思いますが、日頃せわしなく動き回っている私には、そのようの思えました。
ゆったりと静かに流れる時間の中に、日本古来のしきたりの素晴らしさを目の当たりに浮かべるように記述されておりますので、読み進めるうちに、その世界に引き込まれてまいります。
今回は出席できませんでしたが、こはるさんがこうして「おすそわけ」して釜開きの雰囲気をつたえていただけたのでとっても嬉しいです。それにしても絵巻物いいですね。見たかった〜〜。参加した人々ってわかる感じで描かれているんですか?それともその心積もりで。。という意味なのでしょうか。御当主は著書の中でこのみろく庵に集まるお弟子さんの方たちを「かわいい私だけの弟子」と愛情込めた表現をなさっています。あったかいですね。
名前
>むろぴいさん
お子様、弓を射っていらっしゃったのですね。紅葉物語の中にお名前見つけました。
一度きりの
>山茶花さん
私など参加させていただくのがやっとですが、二度と会うことができない、本当に豊かな時間なのです。
ありがとうございます
>ankobeさん
ご訪問ありがとうございます。
 おかげさまで現実にそんな世界を体験することができました。日々バタバタしているからこそ、いろんなことを感じさせていただいているように思います。
金木犀さんも
>金木犀さん
書き込まれているわけではありません。奉納祭の部分もご芳名のほかは余白です。もちろん、ここには金木犀さんもいらっしゃるのだと思います。
先生のこころねがうれしい・・・
こんばんは。

この席には参加したことがありませんが、こはるさんのおかげで垣間見ることができました。

当然、現場にいるいないの大きな違いがあることは承知ですが、紅葉物語に子供の名前があったということを聞き、友常先生の心の温かさに改めて触れさせて頂きました。

ありがとうございますm(_ _)m
茶と弓と香と
 お茶は表千家をちょっと齧っただけで、仕事に追われて逃げ出した事がある。
 京都のしきたりが、こうして伝統となって受け継がれる事に感動しています。
 それにしても、次から次へと読んでいく内に情景が瞼に浮かんでくる。丁寧で、行き届いた心遣いが文章から感じている。
 笠間稲荷さんを一度この眼で味わってみたいものです。
 車で走っていない一つに千葉県から岩手県に至る太平洋岸で、その機会を狙っているので、そのときにでもと思います。
 先日袋田の滝だったかTVでやっていました。勿来の関も知らないし、まだまだ課題が残っています。
優しい気持ち
>むろぴいさん
おはようございます。
トラックバックと記事の紹介ありがとうございます。
 お子様たちの名前を目にして、あの日のことがよみがえり、優しい気持ちになったのです。
うれしいコメント
>FEFEさん
うれしいコメントをありがとうございます。
 こちらの茶席では掛け軸も茶器もすべて本物をお使いになるのでものすごく緊張するのですが、だからこそ長い歴史の延長線上の「今」を感じ、いつもその先の未来への力をいただいているように思います。
 私はFEFEさんの記事で、歴史やものの見方を学ばせていただいているように思います。
 車でずいぶんあちこちお出かけになっているのですね。記事、楽しみにしております。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
なるほど、茶の道というのは実に味わい深いものなんですね。私の酒の道とは比べ物になりませんね。次元が違いますね。こはるさんの文章を読んでいると「プーン」と茶の香がしてきました。
酒道楽
>阿武さん
骨太の阿武さんの酒の道の文章、結構ファン・・・です。
「酒道楽」の世界も違う意味で奥深いですよね。
お茶会ぃ?
へ〜〜〜〜〜〜〜
ちょくちょく都内に進出してるのねぇ。
まぁ、
そのうち機会があったらどこかの街で行き会うかも知れませんな。
っつーか、
もしかしたらすでにすれ違っていたかも(笑)
きっと
>ガ・ちんこ投稿塾々長。さん

 そうですね。きっとどこかですれ違って・・・と、塾長さんのお顔、ブログで拝見していたような・・・。今度会ったらわかるかなあ?
忘れていた静かな一時を思い出させてくださいました。
20代はお茶を習ってました。あの、静けさが、好きでしたが、今は慌しい
生活をしていると反省しました。
ありがとうございます
>MITIさん
コメントありがとうございます。
茶席に出ることが大変だなあと思うときもあるのですが、足を運ぶと・・・逃さなくて良かった!と思えるのです。
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おはようございます。むろぴいです。 先日、茨城県の笠間稲荷神社での大和古流奉納祭